2010年5月19日水曜日

尻切れの続き

3年近く前の話しです。


ととや元の開店準備でスタッフ各人がそれぞれに多忙をきわめていたころ、時間をやり繰りして3人揃ってHP制作に多大なご尽力をいただいた斉藤プリントさんへ伺いました。
打ち合わせ中、担当のウェブデザイナーの方から私に、「料理へのこだわりや、店にかける思いをメモ書きでも何でもいいから頂ければ文章にしてHPにアッブします」とおっしゃっていただきました。

その時に私が言ったことを時々恥ずかしい気持ちで思い出すのですが、「サービス業である以上、気遣いやこだわりは当たり前のことで、敢えて言葉でご説明する必要はありません。」というものでした。

いま思えば傲慢な思い上がり半分、青臭い精神論半分でありまして、良くも悪くもととや元を続けて来れた3年という月日と、それを支えて下さったお客様、スタッフや家族や業者さんを含めた周囲の方々にはただただ感謝するばかりなのですが、『伝える』という作業から逃げていた側面はやはり否定できません。

西酒造の西陽一郎社長や、勝沼醸造営業部長の志村さんが一所懸命に自分たちの造ったお酒とそれに伴うご苦労と、造った酒にたいする思いを伺うそのたびに、私のこの怠慢だけは何とかせねば…と思いました。

これだけサボり続きの私が一時に改善するのは難しいので、次回から材料ごとに少しづつお話しすることにいたします。

次回テーマは 「だし」。


とりあえず尻切れの続編はこれでおしまい。
お付き合いいただいて有難うございました。

おやすみなさい。

山田

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